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AI博覧会 Summer 2024に参加してきました!

こんにちは!フラッグシップ株式会社 バックエンド・エンジニアのKeitaです。

今回は、2024年8月29日(木)〜30日(金)の2日間、ベルサール渋谷ファーストにて開催された「AI博覧会 Summer 2024」に参加してきた体験をお伝えします。台風10号により開催が心配されたにも関わらず、当日は天候もよく会場は大盛況でした。様々な企業のAI活用と熱意を知ることができた有意義な会でしたので、その刺激的な体験を余すことなくレポートしていきたいと思います!

1. AI博覧会とはどんな会なのか

AI博覧会は、AI導入促進を目的とした展示会です。最新のAI製品・サービスのデモや、生成AIなど最先端技術のトレンド情報、導入事例の講演が行われます。参加者は実際のサービスを体験し、AI導入の利点を直接理解できる機会となります。イベントを通じて、企業のAI活用を加速させることを目指しています。

2. 参加しての感想

今回、私たちは30日(金)の2日目のに参加しました。事前申込をしていないと講演は聞けないのですが、台風の影響もあってか空席があり幸運にも4つの講演を聞く事ができました。

2.1 4つの講演を聞いて

以下の4つの講演を聞きました。どの講演もとても興味深く学びが多かったです。

① 横須賀市に学ぶ生成AI戦略~成功事例から学ぶ実践方法~

    自治体でいち早くChatGPTを導入した横須賀市が生成AI戦略や活用事例を紹介します。

    講演では、市長のリーダーシップが印象的でした。「新しい技術は使わない理由を考える方が早い」という旧来の考えを打破し、積極的にAI導入を推進する姿勢が組織変革の鍵となっている事を強く実感しました。また、Xのフォロワー数が多く、私も以前から一方的に存じ上げていた深津様の実際のお話を聞くことができ嬉しかったです!

② 生成AIを身近に!

    敷居が高かった生成AIアプリを簡単に実装出来る、生成AIローコード開発プラットフォーム「imprai」を紹介します。


    生成AIローコード開発プラットフォーム「imprai」は、高度なプログラミングスキルが無くても、目的に応じた生成AI連携アプリを容易に開発できるそうです。低コスト・短期間でAIアプリを開発し、業務に導入したい企業様にぴったりのアプリだと感じました!

③ 生成AIの利活用とガバナンスの最前線

    生成AI技術の利活用における可能性や課題と、ガバナンスの在り方についてご紹介します。


    この対談では、若く優秀なお二方が、ざっくばらんに今のAIに対して考えている事を話して下さりました。お二方ともAIの研究者という事で、リーダーボードなどの専門用語もトピックに上がりました。( ※ リーダーボードとは様々なAIモデルやアルゴリズムの性能を評価し、比較するためのランキングシステムのこと)。AIを作ってる側からすると、AIは大したことないぞ、怖くないという言葉も印象的でした。

④ 生成AI×業務効率化の第一歩!営業活動でのAI活用も紹介

    生成AIを活用した業務効率化、営業活動での活用法を、役立つノウハウや受注率約80%の営業部での使い方などと共にご紹介。

    SBテクノロジーでは営業においてもそんなにAIを駆使しているのか!と驚きでした。どの職種においても高度なデジタル化が進んでいるんですね。

 

全体を通して、AI導入が企業だけでなく、自治体にも広まっていることを実感しました。AI活用したらもっと便利だよねという認識が社会全体にジワジワと浸透してきているみたいです。

2.2 4つの展示ブースを見て

講演とあわせて展示ブースも見てまわりました。

先ほどの講演の部分でも紹介した、Elithさん。名刺がとても可愛かったです。



空飛ぶ白いカバ?! 一番印象に残る名刺でした。ElithはクライアントのAI活用を推進する東京大学松尾研発のスタートアップです。自動車や、医療、金融など様々な業種のクライアントのAI利活用を支援している事が分かり、改めてAIの適用範囲の広さに驚かされました。

株式会社 豆蔵の展示ブースでは、要件定義を生成AIでフレーム化する技術についての説明をして下さいました。私も開発者として要件定義に関わった事がありますが、コードを書くのはAIにできても、要件定義はまだまだ人の仕事だろうと思っていました。しかし、豆蔵さんがもっているノウハウとAIを組み合わせる事で、要件定義まで生成AIでできてしまうとのことです!生成AIおそるべし。。

 

( 画像2枚: 株式会社豆蔵の展示ブースの様子)

AIドルって知ってますか? AIのアイドル、略してAIドルです。株式会社 P2CProduceの展示ブースでは、独自の高精度な生成AI技術を活用してそれぞれの会社独自のAIドルを作ってSNS運用までしてくれる取り組みを紹介していました。AIとSNS、新しいですよね!


株式会社アークウィズコンサルティングの展示ブースでは、AI Innovation Labの活動について分かりやすくご説明頂きとても勉強になりました。

AI Innovation Labでは、先進的なAIソリューションとコンサルティングサービスを提供することで、企業がAI技術を効果的に活用し、業務効率や競争力を向上させていくことを目指しています。

3. まとめ

AI博覧会 Summer 2024への参加を通じて、AIの実用化と普及が想像以上に進んでいることを実感しました!自治体から大手企業、スタートアップまで、様々な組織がAIを積極的に活用し、業務改革や新しいサービス創出に取り組んでいる姿がとても印象的でした。


特に印象的だった点は以下の3つです:

  1. 横須賀市の事例にみる、AI導入の裾野の広がり
  2. HOUSEIの「imprai」のようなローコード・ノーコード開発の進展
  3. 要件定義の自動化や、AIドルの創出、営業活動へのAI活用など、AIの多様な応用

これからどんどんAIの導入が広がる一方で、AIは難しい技術なので、しっかり身につけようと思うと、流行りに流されず基礎から丁寧に学習して行く必要があると感じました。


この博覧会で得た知識と刺激を、今後の業務に積極的に活かしていきたいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました!


また人工知能の世界のどこかで会いましょう!

 

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