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フラッグシップのShopifyアプリ「Delete Me」が顧客の一括削除機能を追加
データ管理の効率化とプライバシー保護をさらに強化
フラッグシップ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:神馬光滋、以下「フラッグシップ」)は、2024年11月よりShopify向けアプリ「Delete Me」に顧客データの一括削除機能を追加しました。この新機能により、EC事業者様は顧客情報の整理やテストデータの管理を簡単かつ効率的に行えるようになります。
開発の背景と概要
フラッグシップはこれまで、国内外の大規模ECサイト構築や運用支援を通じて培った知見をもとに、現場のニーズに即したソリューションを提供してまいりました。その中で、Shopifyの標準機能では即時削除が難しい場合や、注文履歴の取り扱いにおける課題に直面する事業者様が多いことが分かりました。これらの課題を解決するため、「Delete Me」は論理削除方式を採用し、安全で効率的なデータ管理を可能にしています。
論理削除とは、個人情報を匿名化する仕組みです。例えば、名前をマスキングしたり、メールアドレスにランダムな文字列を付加することで、特定の個人を識別できない状態を保ちます。このたび、さらに多くの事業者様の要望に応えるべく、顧客データを一括で削除できる新機能を追加しました。
新機能の詳細
このたび追加された顧客一括削除機能は、一度に最大50件の顧客データを選択して削除できます。この機能により、特にテストデータの整理が必要な開発環境において、管理作業を大幅に効率化することが可能です。例えば別システムから移管した顧客や、Shopifyテストデータ生成アプリ「Mockingbird」で作成された大量のデータを迅速かつ簡単に削除することができ、運用作業の精度向上と時間短縮を実現します(詳しくは後述)。
また、この一括削除機能は、単なる開発用途にとどまらず、日常の顧客データ管理にも有用です。定期的なデータ整理を効率的に行うことで、データの一貫性を保ちながら、GDPR(※1)やCCPA(※2)といった各種データ保護規制に対応することができます。顧客データの安全性を確保しつつ、日常業務の負担を軽減するツールとして幅広い用途で活用いただけます。
※詳細な設定方法および仕様については、サポートサイトをご確認ください。
本アップデートに関するお問い合わせはこちら。
「Mockingbird」との連携によるさらなる効率化
「Delete Me」は、フラッグシップが提供するテストデータ生成アプリ「Mockingbird」と連携することで、さらに効果的に運用できます。例えば生成したテストデータを一括削除することで、システムの動作確認や削除後のデータ状態のチェックがスムーズに行えます。
また、この一括削除機能は、マーケティングオートメーションツールや分析ツールとの連携テストにも役立ちます。これにより、テスト環境での作業が効率化されるだけでなく、本番環境への安全で迅速なデプロイが可能になります。複雑な検証作業を簡素化し、開発・運用チームの負担を減らすとともに、リリースまでのスピードを向上させます。
「Delete Me」について
「Delete Me」は、Shopifyを利用するEC事業者様のデータ管理をより効率的かつ安全にするために設計されたアプリです。特に、ユーザーのプライバシー保護と日常運用の効率化を両立する点が多くの事業者様から支持されています。
基本機能は無料でご利用いただけるほか、有料プラン($29.99/月~)ではWebhook、Dotdigital、Klaviyoなどのマーケティングツールとの連携にも対応しており、包括的な顧客データ管理が可能です。シンプルな操作性と柔軟性を兼ね備えたこのアプリは、小規模事業者から大規模事業者まで、幅広いニーズに応えるソリューションとしてご活用いただけます。
フラッグシップについて
フラッグシップは、"Develop Maps" をパーパスに、エンタープライズ企業の EC リニューアル開発を主軸に事業を展開しています。国内外の大規模ECサイトのリニューアルやグローバルEC構築を得意とし、ERP・WMSとの高度な連携や、Shopify標準を逸脱したカスタム機能の開発を提供し、2018年に国内初のShopify Plus Partnerに認定されました。今後も戦略および技術の専門パートナーとして、クライアントのビジネス成長を技術と戦略の両面から支援していきます。
フラッグシップ株式会社 / Flagship Inc.
所在地:東京都千代田区麹町5-3-23 WeWork日テレ四谷ビル
代表取締役:神馬 光滋 / Koji Jimba
設立:2012年7月4日
コーポレートサイト:https://flagship.cc
※1 GDPR: 欧州連合の一般データ保護規則。個人データの保護を目的に、透明性や権利強化を義務付けた規則で、2018年に施行。
※2 CCPA: カリフォルニア州消費者プライバシー法。個人情報の収集・利用に関する透明性と削除権を規定した法律で、2020年に施行。