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人工知能学会全国大会参加レポート:興奮と発見の2日間(2日目)

前回は人工知能学会全国大会1日目について現場レポートさせていただきました。1日目の記事はこちら。みなさんに会場の熱気が伝わっていればうれしいです。

今回は、大会2日目の企業展示の会場についてレポートさせていただきます。業界の最先端の動向をお伝えしていこうと思います!

 

2日目は企業展示に足を踏み入れたのですが、目の前に広がる光景に、思わず息を呑みました。100社もの企業が集結し、最先端AI技術の展示ブースが立ち並ぶ様は圧巻です。

会場内は活気に溢れ、至るところで熱のこもった議論が飛び交っています。富士通、東芝、サイバーエージェントなど、AIの最前線を走る企業のブースは特に人目を引き、革新的な取り組みや画期的な研究成果が紹介され、来場者との間で白熱した質疑応答が繰り広げられていました。

知らない言葉がとびかう会場に「専門的な内容についていけるだろうか」という不安が頭をよぎます。しかし、この貴重な機会を逃すわけにはいきません。深呼吸をして心を落ち着かせ、「よし、飛び込もう!」と決意を固めます。

 

まずはサイバーエージェントのブースに向かいました。「御社では事業の中でAIをどのように利用していますか?」と思い切って質問してみます。

サイバーエージェントはインターネット領域を軸に、インターネット広告事業、メディア事業、ゲーム事業の3つの事業をもっているんですが、AI研究・開発の専門組織「AI Lab」をつくり、広告事業を中心にAI活用を進めています。」との回答にとても驚きました。企業に所属しながら最先端の研究ができるなんて、すごく魅力的ですよね。担当の方の具体例を交えた分かりやすい説明に、不安はすぐに消え、代わりに純粋な好奇心が湧き上がってきました。

興奮冷めやらぬまま、あたりを見回すと、他にも面白そうな展示をしているブースがいくつもあるではありませんか。私はお礼を言って、サイバーエージェントのブースを後にしました。

※サイバーエージェントグループの人工知能学会全国大会における発表

https://www.cyberagent.co.jp/techinfo/news/detail/id=30165

 

次に私の目を引いたのは、テガラ株式会社の展示でした。そこで体験したのは、まさにSFの世界から飛び出してきたかのような革新的な技術です。

特殊なグローブを手に装着すると、目の前のスクリーンに映し出された手のモデルが、滑らかに私の動きに連動したのです。バーチャルと現実の境界線が曖昧になり、私は思わず息を呑みました。「グローブの動きを撮影してもいいですか?」と尋ねてると、担当の方々からご快諾いただけました。後から動画を見返しても、その驚くべき同期性に感嘆の思いです。

テガラ株式会社の事業についても興味深い話をうかがいました。彼らは研究に必要なPCの構築から、海外ソフトの調達・初期導入、環境構築のセットアップまで、研究者が納品後すぐに研究に取り掛かれるプラットフォームを構築しているとのこと。

すぐれた研究には整った環境が必要で、その環境を整えるのは個人の力だけでは難しく、企業全体がサポートすることの重要性を実感しました。このような活動に心から感銘を受けました。

 

テガラ株式会社以外にも、脳波を読み取る最新の機器を展示している企業のブースなど、次々と目新しい技術との出会いがありました。各ブースを回るたびに、AIの可能性、新技術の可能性の広がりを実感し、時間が経つのも忘れるほど、知的な交流に没頭していました。

会場を後にする頃には、明日からの仕事への新たなアイデアと学びへの意欲で胸がいっぱいになっていました。AIの世界は広い、、!

 

以上で、人工知能学会全国大会2日目のレポートを終わりたいと思います!今回の人工知能学会への参加は、かけがえのない経験となりました。今年は見学だけでしたが、来年は学会発表するレベルまで成長したいという新たな目標も生まれました!

学会に出展した100社の詳細は人工知能学会の公式サイト(https://www.ai-gakkai.or.jp/jsai2024/sponsor-ex ) で確認できます。先進的な多くの企業が名を連ねていますので、興味のある方は是非ご覧下さい。

 

このような貴重な機会を提供してくださったアドバイザーの日渡さん、突然の申し出にも関わらず参加を承諾してくださった弊社CEOの神馬さん、浜松で会場を案内してくださった青空さん、そして他の多くの方々のご協力に心から感謝申し上げます。

これからもAIにまつわる活動をレポートしていきますので、どうぞお楽しみに!!

 

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