COLUMNS

組織の鎹(かすがい)として:CCグループの活動紹介

はじめに

こんにちは。フラッグシップ、コーポレートコミュニケーショングループ(以下、CC)のHarukaです。
私たちフラッグシップは、10ヵ国以上の多様なメンバーが集う組織です。このような多文化環境において、CCは異なる視点や価値観を結びつけ、組織としての一体感を育みながら、その多様性を最大限に活かす重要な役割を担っています。
今回は、CCの具体的な取り組みと、私たちが存在する意義についてご紹介します。

CCのビジョンとミッション

CCは単なる情報発信・共有を目的としているわけではありません。私たちは『人と社会に対して本気で対峙する部署』というビジョンのもと、フラッグシップの価値を社内外に伝え、結びつける役割を果たすことを目指しています。
私たちのミッションは、【愛情と尊厳を核に、社内外への真のコミュニケーションを通じ、時代の変化に応じた組織の価値とビジョンを伝達し、個と組織の存在意義をエンパワメントする】ことです。
このミッションを胸に、日々、フラッグシップの多様性を強みへと変換する活動に取り組んでいます。(ちなみにこのビジョンとミッションは、CCグループ発足時に、私自身とこれからこのグループに参加するメンバーのために作った、やや独りよがりとも言える想いが反映されたものです。笑)

ダイバーシティを活かすCCの具体的な取り組み

1. オープンな情報共有の場の設計と運営

CEOコラムで言及された「オープンな議論の場の設計」は、CCが最も注力している活動の一つです。具体的には以下の取り組みを行っています。

  • オンライン全社会議
    部署や国籍の垣根を越え、全メンバーが参加できる「マンスリーミーティング」をオンラインで開催。事業状況の報告はもちろん、新メンバーの紹介、最新技術の研究発表、現場からの重要なインサイト、CEOからのメッセージなど、全社に有益な情報や交流の機会を提供しています。

  • 社内報
    2025年には新たな取り組みとして、Notionを活用した社内報をスタート。社内コミュニケーションのメインスペースであるSlackのアナウンスだけでは伝えきれない全体ニュースのまとめ、新ガイドラインの紹介、新メンバーへのインタビュー、クライアントの歴史やその月に追加されたSlack絵文字の紹介など、情報を幅広く発信しています。

2. 共通の意思決定基準の可視化

多様な価値観を持つメンバーが協働するには、共通の指針が不可欠です。
私たちは、フラッグシップのパーパス「Develop Maps」とバリュー「Start with Hacker Spirit, Be Professional, Pay It Forward」を様々な形で可視化し、意思決定の共通基盤として定着させる努力を続けています。
特に、約4ヶ月に一度実施しているオフラインイベントでは、スタンプラリーやペーパータワーチャレンジなどの企画を通じ、パーパスとバリューを実感してもらう機会を提供しています。
この企画は決して楽なものではありませんが、CCチームは「こんな風にすれば…」と悩みながらも、楽しみつつ創意工夫を重ねています。

過去イベントの様子の詳細はこちら=> スタンプラリーの様子ペーパータワーチャレンジの様子

3. 基礎コミュニケーション研修とガイドライン整備

リモートワークを中心とした働き方では、コミュニケーションのガイドラインが整備されていないと、些細な誤解が大きな混乱を招く恐れがあります。こうしたリスクに着目し、私たちは新しく参加する全メンバーに対して「基礎コミュニケーション研修」を実施しています。

この研修では、オンラインミーティング参加時のエチケット、Slackでのコミュニケーションガイドライン(チャネル運用の基本ルール、絵文字に関する共通認識、さらには同好会的なチャネルの紹介など)、さらにはプロフィール写真の設定ポリシー等、多岐にわたる内容をカバーしています。これにより、全員が共通のルールを理解し、スムーズかつ効果的な情報共有が実現できる環境を目指しています。


CCが存在する意義を考える

ここまで読んでくださった皆さまの中には、「こうした活動は大切だ」と感じる方もいれば、「あればいいね程度のものでは?」と捉える方もいらっしゃるかもしれません。
私自身、これまでの職業経験の中では同様の活動をしている部署に対して、「こういう企画をしている人たちって暇なのかな?笑」という声を耳にしたこともあります。私は、この部署が立ち上がる時に、もしCCがなかったらどうなるのだろうかということを以下のように考えました。

  • 社外に対しては、フラッグシップが生み出す価値を正確に伝える窓口が失われ、
  • 社内に対しては、企業のビジョンや価値観を共有し、一丸となるための指針がなくなることで、組織の一体感が失われるリスクが生じる。

多様性が時に衝突を生むこともありますが、CCはその衝突を創造的なエネルギーに変える「触媒」として、組織全体の成長に貢献しています。さらに、こういった取り組みを行う組織が存在すること自体が、社会の成長にも寄与していくと信じています。

おわりに

私のフラッグシップ入社理由は「ネオギャルになりたい」という、極めてふざけた理由でしたが、それは突き詰めると「自分らしく働ける場所を探している」という私なりの表現だったのだなと今では思います。

私は常に『自分の中に他者がいる、他者の中に自分がいる』と思いながら生きています。自分らしく働けていると実感するためには、周囲の人々も同じように「自分らしく働けている」と感じられることが大切だと考えています。

明日、私は今まで理解しづらかった価値観を受け入れられるようになるかもしれません。これまで分かり合えないと嘆いていた相手の気持ちが、突然理解できるようになるかもしれません。そして、この変化は相手の中にも起こり得るのです。

人が変わることは簡単ではありませんが、見方を変えれば、私たちはいつどの瞬間でも変容する可能性を秘めています。この変容の可能性を持つということは、多様な価値観や考え方を受け入れる力を持っているということではないでしょうか。

 

フラッグシップではそれぞれが異なる専門性や視点を持ち寄りながら、違いを力に変え、『まだない地図を描く』という社のパーパスの体現を目指しています。私たちCCは、組織と社会、人と人とをつなぐ橋渡し役として、これからも歩み続けます。多様な価値観が交わるこの場所で、一瞬でも誰かにとっての『鎹(かすがい)』となれることを願いながら。

今日も、愛情と尊厳を胸に、真のコミュニケーションを追求していきます。

 

flagship_cc_stamp_rally


flagship_cc_paper_tower

 

flagship_cc_get_together

(写真上から:スタンプラリーイベント、ペーパータワーチャレンジの様子、年末恒例のGet Together集合写真)


フラッグシップのカルチャーや組織が目指す在り方については是非こちらのCompany Deckもご覧ください!

 

← 一覧に戻る